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みなさん、こんにちは。blogminihomerの管理人です。
先日、Peingにこんな質問をいただきました。
正直、この質問を読んだとき「あ、これは私も通ってきた道だ」と強く感じました。
世界通貨分散という響きに惹かれて色々な通貨ペアに手を広げてみたものの、想定していなかった値動きに直面して不安になる――これは自動売買を始めたばかりの方なら、誰もが一度はぶつかる壁だと思います。
今回は、この質問への回答をもう少し掘り下げる形で、世界通貨分散の考え方、資源国通貨が荒れやすい理由、自動売買という仕組みそのものが前提としている相場観、そして私自身が過去最大の損失を出したときの話まで、できるだけ具体的にお話ししたいと思います。
📋 目次
世界通貨分散に惹かれる気持ち、すごくわかります
まず、トライオートFXを5月後半から始められて、豪ドル/NZドル、NZドル/カナダドル、ノルウェークローネ/スウェーデンクローナと、世界通貨分散を意識して組まれたとのこと。
正直、始めたばかりでここまで通貨の組み合わせを調べて選ばれているのは、かなりしっかり勉強されている証拠だと思います。
私自身、トラリピ(マネースクエア)ではAUD/NZDを中心に運用していますが、始めた当初は「色々な通貨に分散したほうが、リスクも分散できて安心なのではないか」という発想に惹かれました。
一つの通貨ペアに集中するより、複数の通貨ペアに資金を分けたほうが、どれか一つが大きく崩れても全体への影響は抑えられる――理屈としては間違っていないと思いますし、私も同じような考え方でスタートしています。
ただ、実際にやってみると「分散したから安心」と単純には言い切れない部分があることにも気づかされます。
それが、まさに今回の質問にあるような、想定外の値動きに出会ったときです。
私が2021年末にFX自動売買を始めたときも、正直「何をどう選べばいいのか」まったくわかりませんでした。
ネットで調べると「分散投資は基本」という言葉が至るところに出てきて、とりあえず色々な通貨ペアに手を出してみようかと考えたこともあります。
ただ、実際にトラリピの設定画面を開いて、通貨ペアごとの値動きの特徴やスワップポイント、必要な証拠金の違いなどを調べていくうちに、「分散させればさせるほど、それぞれの通貨の特徴を把握する手間も増える」という、当たり前だけれど見落としがちな事実に気づきました。
今回質問をくださった方も、始めて日が浅い中で3つの通貨ペアを組まれているとのことなので、これからそれぞれの通貨の値動きの癖を少しずつ掴んでいく段階なのだと思います。
今回のような「びっくりする値動き」も、その学びの過程のひとつとして捉えていただけたらと思います。
なぜノルウェークローネ・スウェーデンクローナは荒れやすいのか
ノルウェークローネの値動きが激しかった理由として、原油価格の影響を挙げられていましたが、これはかなり的確な見方だと思います。
ノルウェーは北海油田を持つ産油国で、ノルウェークローネは「資源国通貨」「コモディティ通貨」と呼ばれる性質を持っています。
原油価格が動くと、それに連動してノルウェークローネの価値も動きやすい、という特徴があります。
さらに、ウクライナやイラン情勢のような地政学的な出来事は、原油の供給不安につながりやすく、原油価格が大きく動く要因になります。
そこに、スウェーデンクローナのような北欧圏の通貨も、地理的・経済的なつながりから連動して動きやすい傾向があります。
今回びっくりされたのは、決して珍しいことではなく、資源国通貨・北欧通貨の特性が表れた結果だと考えられます。
株式投資との「値動きの感じ方」の違い
質問の中で「普段、株式投資などしているのでまだそんなにマイナスとは感じません」とありましたが、これは投資経験がある方ならではの感覚だと思います。
ただ、FXと株式投資では、値動きの感じ方が変わってくる部分があるので、少し整理してみます。
🟡 レバレッジの存在
FXは株式投資と違い、レバレッジをかけて取引することが一般的です。
同じ値動きの幅でも、レバレッジがかかっている分、証拠金に対する損益のインパクトは株式投資より大きくなりやすい傾向があります。
「株式投資の感覚だとまだマイナスに感じない」という状態でも、証拠金維持率で見ると、思ったより余裕がなくなっているケースもあるので、この違いは意識しておいて損はないと思います。
🟡 為替は「絶対的な下落」がイメージしにくい
株式であれば「この会社の株価が0円になる」という最悪のケースがなんとなくイメージできますが、為替の場合、通貨ペアの価格がどこまで動くのか、直感的にイメージしづらい部分があります。
だからこそ、慣れていないうちは「このままどこまで動くのだろう」という不安が、株式投資よりも強く出やすいのかもしれません。
🟡 損益の「見える頻度」の違い
もうひとつ付け加えるなら、自動売買はアプリやサイトを開けばリアルタイムで含み損益が確認できてしまいます。
株式投資でも同じことは言えますが、リピート系の自動売買は注文が細かく分かれている分、画面に並ぶ数字の量も多く、値動きが激しいときほど目に入る情報量が増えます。
これが、実際の資産への影響以上に「大変なことが起きている」という感覚を強めてしまうことがあります。
数字自体は正確でも、見る頻度や見え方によって、受け取る印象が変わってくるというのは、私自身も何度も経験してきたことです。
自動売買が前提としている「レンジ相場」という考え方
ここが、今回の質問に対して私が一番お伝えしたいポイントです。
トライオートFXやトラリピのような自動売買(リピート系の注文)は、多くの場合、「一定の値幅(レンジ)の中を、価格が行ったり来たりする」ことを前提に、その値動きを繰り返し利益に変えていく仕組みです。
設定した値幅の中で上下している間は、買いと売りを繰り返しながらコツコツ利益を積み上げていくことができます。
トレンド相場:一方向に動き続ける相場。想定していた値幅を超えてしまうと、含み損が積み上がりやすくなります。
今回のノルウェークローネ/スウェーデンクローナのように、地政学リスクをきっかけに一方向へ大きく動く相場は、まさにこの「トレンド相場」に近い状態です。
設定していた値幅を超えて動いてしまうと、自動売買の仕組み上、含み損が増えやすい局面に入りやすいという特徴があります。
これは「その通貨の選び方が間違っていた」ということではなく、自動売買という仕組みそのものが持つ特性です。
すべての通貨ペア・すべての相場で万能というわけではない、ということを知っておくだけでも、今後の判断がしやすくなると思います。
「じっと見守る」前に確認したい3つのポイント
「じっと見守るのがいいのか」というご質問に対して、正直、私も専門家ではないので「これが正解です」と断言することはできません。
ただ、判断材料として、次の3つは確認しておいて損はないと思います。
| 確認ポイント | 見る理由 |
|---|---|
| ①今の設定がどれくらいの値幅を想定しているか | すでに想定レンジを超えているのか、まだレンジ内なのかで状況が変わるため |
| ②含み損が資金全体に対してどれくらいの割合か | 金額だけでなく、割合で見ることで冷静に判断しやすくなるため |
| ③このまま持ち続けた場合、証拠金維持率がどこまで耐えられるか | 強制ロスカットのラインを把握しておくことは最低限のリスク管理になるため |
この3つを確認したうえで、「まだ余裕がある」と判断できるなら見守るという選択肢もありますし、「思ったより余裕がない」とわかれば、通貨ペアの一部を整理したり、新規注文を止めたりといった選択肢も出てきます。
大事なのは、感覚だけで「なんとなく大丈夫そう」と判断せず、数字で状況を把握しておくことだと思います。
具体的なイメージで考えてみる
少し具体的なイメージで考えてみます。
たとえば、証拠金維持率が今300%だとして、これがどこまで下がったら危険なのか、多くのFX会社では100%を下回ると追加証拠金(追証)が必要になったり、それを下回り続けるとロスカット(強制決済)が発動したりする仕組みになっています。
「今は300%あるから、多少下がっても余裕がある」と判断できるのか、「実はもう150%まで下がってきていて、あまり余裕がない」のかでは、取るべき対応がまったく変わってきます。
数字を確認するというのは、こういう具体的な水準を自分の目で見て把握するということです。
これは口座ごと・証券会社ごとに基準が異なりますので、今回のケースであればトライオートFXのマイページで、ご自身の証拠金維持率と、どの水準でロスカットが発動するのかを一度確認しておくことをおすすめします。
私自身の過去最大損失(−352,917円)の話
ここで、私自身の失敗談もお話しさせてください。
❌ 後悔していること
正直に言うと、あのとき私は「そのうち相場は戻るだろう」と楽観的に考えて、ただ見守ることを選びました。
それまで2023年5月から月平均10万円以上の不労所得を得られていたこともあり、少し気が緩んでいたのだと思います。
結果的に、その楽観的な見守りが裏目に出て、過去最大の損失につながってしまいました。
今振り返ると、あのとき私に足りなかったのは「見守る」という判断そのものではなく、「なぜ見守るのか」という根拠だったと思っています。
設定していた値幅がどれくらい超えているのか、証拠金維持率がどこまで耐えられるのか、そういった数字を確認しないまま、なんとなくの感覚で見守ってしまっていたのです。
正直、あの月は含み損が膨らんでいくのをただ眺めることしかできず、精神的にもかなりしんどかったです。
夜、スマホでアプリを開くたびに数字が悪化していて、「これ以上見ないほうがいいのか、それとも状況を把握するために見続けたほうがいいのか」すら判断できなくなっていました。
今思えば、それこそが「根拠のない見守り」に陥っていたサインだったのだと思います。
🟡 その後、変えたこと
この経験があったからこそ、2025年11月にはトライオートFXの主力運用を一時停止するという決断もしました。
相場や自分自身のリスク管理のやり方を、一度立ち止まって見直す必要があると感じたからです。
現在はトルコリラ円スワップと松井FXミニを少額・学習用として継続しながら、2026年5月からはAI(Claude)を活用した新しい戦略で再出発しています。
「見守る」を選ぶなら、根拠を持って選ぶ
今回の質問者の方は「普段、株式投資などしているのでまだそんなにマイナスとは感じません」とおっしゃっていました。
この感覚自体は、決して悪いことではないと思います。
ただ、私自身の失敗を踏まえてお伝えするなら、「マイナスとは感じないから見守る」ではなく、「数字を確認したうえで、まだ余裕があると判断できるから見守る」という形にしていただけると、より安心できるのではないかと思います。
もちろん、投資である以上、必ずこうすれば安心という方法はありませんし、相場が今後どう動くかも誰にも断言できません。
それでも、感覚だけで判断するのと、数字を確認したうえで判断するのとでは、後から振り返ったときの納得感が大きく変わってくると、私自身の経験から感じています。
まだ自動売買を始めたばかりとのことですので、焦らず、まずは現在の設定と証拠金維持率を確認するところから始めてみてください。
世界通貨分散という考え方自体は、決して間違ったスタートではないと思います。
また、もし確認してみた結果「思ったより余裕がなかった」と感じた場合でも、それは失敗ではありません。
実際にやってみたからこそ得られる気づきですし、次の設定や通貨選びに必ず活きてきます。
私自身、2025年4月の損失を経験したからこそ、2025年11月の運用停止という決断ができましたし、2026年5月からのAI活用という新しい一歩にもつながっています。
今回の値動きへの戸惑いも、決して無駄にはならないはずです。
📌 まとめ
- ノルウェークローネ・スウェーデンクローナは資源国通貨・北欧通貨として地政学リスクの影響を受けやすい
- FXは株式投資よりレバレッジの影響が大きく、値動きの感じ方が変わりやすい
- 自動売買はレンジ相場を前提とした仕組みで、トレンド相場では含み損が増えやすい
- 「じっと見守る」前に、設定値幅・含み損の割合・証拠金維持率の3つを確認する
- 私自身、根拠のない見守りで過去最大損失(−352,917円)を経験している
まとめ
今回は、Peingでいただいた「世界通貨分散で自動売買を始めたら値動きが激しくて不安になった」という質問をきっかけに、資源国通貨が荒れやすい理由、自動売買という仕組みが前提とする相場観、そして私自身の過去最大損失の経験まで、できるだけ具体的にお話ししました。
FXの自動売買を始めたばかりの頃は、想定していなかった値動きに出会うたびに不安になるものだと思います。
私自身、この5年弱の間に何度も同じような場面に立ち会ってきました。
だからこそ、感覚だけに頼らず、数字を確認しながら一つひとつ判断していくことの大切さを、今回の質問を通じて改めて感じています。
質問をくださった方が、これからも無理のないペースで自動売買と向き合っていけることを願っています。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後もFX取引情報を発信していきます。宜しくお願い致します。
内容に共感いただいたり、参考になったと思っていただけたら、口座開設頂けると幸いです。
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― 基本4セットのひとつ。2023年最も活躍したであろう通貨ペア。
・USD/CHF:バランス型
― 基本4セットのひとつ。クレディスイスショックによりやや不調。
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・CAD/JPY:バランス型
― マイナススワップに悩まされるも高いボラティリティが魅力
・NZD/USD:バランス型
― レンジ幅広め証拠金高め。撤退を検討中
・EUR/AUD:バランス型
― EUR/GBP同様、このまま2023年のチャートが継続すればとても優秀
・USD/CHF:レンジ幅拡大グループ
・CAD/JPY:レンジ幅拡大グループ
・USD/CHF:レンジ幅再拡大グループ
― レンジを超えたため追加したblogminihomer運用のキーとなる売買グループ
・USD/CAD:初心者向け
・EUR/GBP:初心者向け
・AUD/NZD:初心者向け
― 初心者向けセットのひとつ。証拠金少な目。
・USD/CHF:バランス型の最大ドローダウン
・EUR/GBP:バランス型の最大ドローダウン
・AUD/NZD:バランス型の最大ドローダウン
・CAD/JPY:バランス型の最大ドローダウン
・EUR/AUD:バランス型の最大ドローダウン
・NZD/USD:バランス型の最大ドローダウン
・USD/CAD:初心者向けの最大ドローダウン
・EUR/GBP:初心者向けの最大ドローダウン
・AUD/NZD:初心者向けの最大ドローダウン
― ドローダウンについて考察
・松井証券FX:豪ドル/NZドルの最大ドローダウン
・松井証券FX:ユーロ/英ポンドの最大ドローダウン
― 松井FXの設定でのドローダウンについて考察
・月々のドローダウン基本3通貨ペアまとめ
・AUD/NZD:チャートメイクの月ごとの評価損失
・AUD/NZD:バランス型の月ごとの評価損失
・EUR/GBP:バランス型の月ごとの評価損失
・USD/CHF:バランス型の月ごとの評価損失
・CAD/JPY:バランス型の月ごとの評価損失
・EUR/AUD:バランス型の月ごとの評価損失
・NZD/USD:バランス型の月ごとの評価損失
・月々のドローダウン初心者向け3通貨ペアまとめ
・USD/CAD:初心者向けの月ごとの評価損失
・EUR/GBP:初心者向けの月ごとの評価損失
・AUR/NZD:初心者向けの月ごとの評価損失
― 月ごとの評価損失について考察
・AUD/NZD:ボラティリティ検討
・EUR/GBP:ボラティリティ検討
・USD/CHF:ボラティリティ検討
・CAD/JPY:ボラティリティ検討
・NZD/USD:ボラティリティ検討
・EUR/AUD:ボラティリティ検討
・USD/CAD:ボラティリティ検討
― ATRを用いたボラティリティの検討
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