投稿日:2024年11月22日
最終更新日:
マネースクエア(トラリピ)、松井証券(MatsuiFX)、 インヴァスト証券(トライオートFX)など自動売買を利用可能な証券会社が増えてきています。
「結局、トラリピ、松井FX、 トライオートFXのどれがいいの?」
という疑問にお答えします。
この記事は、トラリピ、松井FX、トライオートFXの3種類のFX自動売買サービスの実際の運用成績による比較記事です。
それでは、今週の運用実績をみていきましょう
目次
1.FX自動売買の始め方
2.トラリピ×松井FX×トライオートFX運用実績比較について
3.トラリピ×松井FX×トライオートFXの1週間の利益比較(323日目)
4.スワップポイント、スプレッド、取引手数料の比較
5.その他(アプリの使い勝手・見易さ・売買設定など)
※この目次のどこからでもクリックして読み進めて頂けます
2.トラリピ×松井FX×トライオートFX運用実績比較について
3.トラリピ×松井FX×トライオートFXの1週間の利益比較(323日目)
4.スワップポイント、スプレッド、取引手数料の比較
5.その他(アプリの使い勝手・見易さ・売買設定など)
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1.FX自動売買の始め方
まずは以下の記事から口座開設手順を確認しましょう。
FX自動売買を始めるには証券会社に口座を持つことがスタートになりますからね。
スタートの手続きがややこしかったり、時間がかかるのかという点も比較の対象とします。
その点、各社の口座開設のWebページは、いずれも丁寧に入力を誘導してくれて、初めての方でも迷うことなく口座開設を進められます。
口座開設の手順はトラリピ、松井FX、トライオートFXで大きな差はありません。
2.トラリピ×松井FX×トライオートFX運用実績比較について
「トラリピ×松井FX×トライオートFXの運用実績比較」の方法について説明します。
以下で、トラリピ、松井FX、トライオートFXそれぞれの設定手順も紹介していますので、ご参考にしてみてください。
また、以下の記事で、今回対象としているトライオートFXの「初心者_豪ドル/NZドル」の自動売買グループにおける過去20年間での最大損失額を考察しております。
含み損について不安を持たれている方はぜひご参考にしてください。
3.トラリピ×松井FX×トライオートFXの1週間の利益比較(323日目)
ここからは各社の運用実績を報告していきます。
今週は豪ドル/NZドルが引き続き売りポジションに位置付けています
今週も各社同じような動きで安定しており、運用上はあまり差が出ない週でした。
トラリピの運用実績
トラリピの運用実績です。今週は決済注文が1件、新規注文が0件でした。
ここまでの利確総額は先週から+366円の16,606円となりました。
評価損益もグラフで集計しています。
確定損益と内数としてスワップポイント、確定損益(面グラフ)に加えて評価損益(黄色ライン)と総合損益(確定損益+評価損益)(水色ライン)を表示してます。
※なお、評価損益の集計は2月の後半から始めているので、評価損益のラインが突然現れたような恰好になっていますが、ご了承ください。
松井FXの運用実績
松井FXの運用実績です。今週は決済注文が1件、新規注文が0件、ここまでの利確総額は先週から+36.849円の、2058.339円となりました。
松井FXの場合は、取引通貨数量を1/10、100通貨としています。(トラリピとトライオートは1,000通貨)
ですので、トラリピとトライオートFXと並べて比較する際には、スワップ、売買損益、確定損益それぞれ10倍して比較していくものとします。
松井FXは100円から取引可能と極少額を売りにしているためです
こちらも評価損益を併記しておきます。
トライオートFXの運用実績
トライオートFXの運用実績です。今週は決済1件、新規は0件でした。
ここまでの利確総額は先週から+366円の、16,452円となりました。
トラリピ、松井FXと同様に確定損益と内数としてスワップ、売買損益を表示します。
※2024年9月1日よりトライオートFXでも手数料が撤廃されています。今後は手数料においても差が出ないことになります。
3社の累積利確額の比較
そして、トラリピ、松井FX、トライオートFXの週次の累積利確合計をまとめた表が以下になります。(松井FXも同列で比較するため10倍値で比較しています)
今週は運用開始323日目の稼働実績となります。
今週はトラリピと松井FXとトライオートで注文数に差はありませんでした。
運用が安定してきたのか、運用上の差があまり表れない週が続いています。
運用実績は、松井FX > トラリピ > トライオートFXという様相です。
4.スワップポイント・スプレッド・取引手数料比較
ここでは、2024年11月15日時点の各社のAUD/NZDの売スワップと買スワップのスワップポイントの差、スプレッド、取引手数料を比較してみます。
スワップポイントの差
スワップポイントは売ポジションと買ポジションそれぞれにスワップポイントが設定されますが、ここでは売と買のスワップポイントの差を見ていきます。
なぜならばFX自動売買では売ポジションを持つことも買いポジションを持つこともあり得るため、その差額が運用に影響すると考えるためです。
スワップポイントの差は売買のスワップ同値キャンペーン実施中のトライオートFXが優位です
<スワップポイント週次集計>
参考として、blogminihomerで取り扱っている各通貨ペアのスワップポイントを週次で集計してみた結果も併せて記載します。
こちらの集計期間は、2024/11/11〜2024/11/15となります。
AUD/NZDだけ見ると、トライオートFXがスワップポイント差がないため◎です。
他の通貨ペアまでみてみると、マイナススワップポイントの小ささ、プラススワップの大きさで若干松井FXに軍配があがるようです。
なお、松井証券はスワップポイントが細かく変動しており、マネースクエアとインヴァスト証券はほぼ変化がなくほぼ一定です。
スプレッド
各社のスプレッドを比較します。
2024年11月18日の23時時点での表示スプレッドとしています。
松井FXと トライオートFXでは固定スプレッドが公開されており、アプリなどのレート表などに併記されているものを記載しました。
一方トラリピは固定スプレッドではないため、レートの変動のように常にスプレッドも変動しているようですので、23時の確認時点のある瞬間のスプレッドをレートから算出しています。
<他通貨ペアの状況>
参考にblogminihomerで取り扱っている他の通貨ペアのスプレッドも一覧してみます。
こう見ると、松井FXのスプレッドの狭さが際立ちますね。
トラリピは固定スプレッドでないために、注文の役定に他社と差が出るのではないかと睨んでいるのですが、今日は顕著に差が表れてます。
AUD/NZDだけ見ると、今週はスプレッドでは松井FXが◎と言えます
トライオートFXも今週はスプレッドが大幅にひろがっています。
取引手数料
取引に際しての手数料です。
※2024年9月1日よりトライオートFXでも手数料が撤廃されています。
手数料では差が出ないことになりました。
トラリピと松井FXとトライオートFXのいずれも基本的には取引手数料は0円です。
5.その他(アプリの使い勝手・見易さ・売買設定など)
また、実際の運用時に大きく影響する売買設定の容易さやアプリの使い勝手なども3社で違いがあります。
アプリからの売買設定や状況確認をすることが多くなると思いますので、アプリの見かけなどを比較してみますね。
ここは私の完全な主観での比較となりますので悪しからず。
為替ボード
為替ボードは複数の通貨ペアの現在の価格やスプレッドを確認するのに有用です。各社のアプリでの見え方を確認してみましょう。
トラリピ
トラリピの為替ボードです。シンプルに前日比、最安値、最高値も確認できますね。
松井FX
松井FXの為替ボードです。2024年10月19日にリニューアルされました!
松井FXでは「リスト」「リスト小」「チャート」「チャート小」の4種類の表示が選べます。
これまで為替ボードで確認していたスワップポイントはタブが分かれて「スワップ」タブより確認できるようになりました。
「チャート」「チャート小」では「1分足」「日足」などの選択した足種のチャートが併記され視覚的に値動きが把握しやすいですね。
「スワップ」ではスワップポイントが一覧でき、意外に重宝します。
「リスト」「リスト小」です。
「チャート」「チャート小」です。
「スワップ」です。
トライオートFX
トライオートFXの為替ボードです。表示はシンプルですね。
トライオートFXの場合、この為替ボード経由でチャートを選択するので最も眼にする機会の多い画面です。
あんまり価格を見るような事はないかなと思います。
チャート画面
チャート画面はおそらく最もみてる時間の長い画面で、値動きを1分足、1時間足、日足、週足、月足と粒度を変えたり、表示期間を変えたりしながら売買戦略を思案します。各社のチャート画面を見ていきましょう。
トラリピ
トラリピのチャート画面です。白い背景が印象的なシンプルな画面です。
設定している若しくは設定しようとしているレンジ範囲が色分けされて表示され、視覚に訴えてわかりやすいです。
ですが正直ほとんどこの画面を見た事はありません。
松井FX
松井FXのチャート画面です。2分割、4分割表示にも対応しており、複数の通貨ペアの値動きを確認するのに重有用です。
松井FXでは自動売買設定のレンジや注文の位置などの表示機能はありません。
トライオートFX
トライオートFXのチャート画面です。TradingViewを利用した画面となっており、とても使いやすく感じます。
現在の建玉、新規注文、決済注文が表示される為、近く決済されるな、とかレンジをだいぶ外れてきたな、など注文状況を随時確認でき便利です。
また何気に便利なのがクリックした箇所の最安値、最高値が表示される機能と、ピンチする事で時間軸を縮尺できる機能です。
現在のレンジ範囲と過去のレンジや値動き確認するのに便利でとても気に入ってます。
売買設定画面
肝心要の売買設定画面ですが、トライオートFXとそれ以外の2社は全く別物と言っていいほど違います。ここでは軽めに画面キャプチャでご確認ください。
トラリピ
トラリピの売買設定画面です。通貨ペアを選び、売と買のいずれかの売買設定をしていきます。
画面を上から順番に設定するだけで簡単に設定可能です。
松井FX
松井FXの自動売買設定画面です。松井FXもトラリピとほぼ同じ感覚で設定できます。
注意点は、トラリピと松井FXではレンジに対する注文数の考え方が微妙に違う為(どちらが良いということもありません)、実際の注文設定で想定した指値(逆指値)になっているか確認しましょう。
トライオートFX
トライオートFXの自動売買設定画面です。トライオートFXはトラリピ、松井FXと比べ、とても多機能です。
まさに自動売買の最終形の呼び名に相応しい高機能なものです。
リピート系の自動売買として思いつくどんな売買パターンも設定可能と言えます。
とてもではありませんがここでは語りきれませんので別の機会で説明しますね。
ポジション一覧画面
現在保有しているポジションを確認することも日々の運用で重要です。各社のポジション確認画面を見てみましょう。
トラリピ
トラリピのポジション一覧画面「トラリピ管理表」です。
松井FX
松井FXのポジション一覧画面です。トライオートFX
トライオートFXのポジション一覧画面です。トライオートFXは複数の「売」と「買」の売買設定を一つの自動売買グループとして管理できます。
運用成績カレンダー
カレンダー形式で収支をレポートする画面ですトラリピといえばこの画面ですが、トライオートFXも類似の画面が利用可能です。
トラリピ
トラリピの成立カレンダーです。
松井FX
松井FXの「損益カレンダー」です。※2024年10月19日に、アプリにも「損益カレンダー」が実装されました!
トライオートFX
トライオートFXの運用成績画面です。その他比較表
その他比較項目を表にまとめました。
比較項目 |
トラリピ |
松井FX |
トライオートFX |
運用実績 |
○ |
◎ |
○ |
口座開設 |
○ |
○ |
○ |
売買設定の自由度 |
○ |
△ |
◎ |
Webサイトの見易さ |
△ |
△ |
◎ |
アプリの使い勝手 |
△ |
○ |
◎ |
取扱い通貨ペア数 |
△ |
○ |
○ |
スワップポイント差 |
△ |
△ |
◎ |
スプレッド |
△ |
◎ |
○ |
取引手数料 |
○ |
○ |
○ |
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後もFX取引情報を発信していきます。
宜しくお願い致します。
内容に共感いただいたり、参考になったと思っていただけたら、口座開設頂けると幸いです。
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・blogminihomerの自動売買運用方針
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自動売買グループ設定
・AUD/NZD:初心者向け
― 初心者向けセットのひとつ。証拠金少な目。
― 初心者向けセットのひとつ。証拠金少な目。
自動売買グループ分析
・AUD/NZD:初心者向けの最大ドローダウン
― ドローダウンについて考察
・AUR/NZD:初心者向けの月ごとの評価損失
― 月ごとの評価損失について考察
・AUD/NZD:ボラティリティ検討
― ATRを用いたボラティリティの検討
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